Mirage of Fantasy

ぼんやり頑張る高校生のブログ

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11話目に突入と言ったところでしょうか
前回の流れから行けば久々にあの人が登場します
こっから「人形師」が解明されていけば良いなァ・・・
それでは短いですが、連載中の小説をお楽しみ下さい
 

―――・・・月光(ムーンライト)―――


「そ、青葉くんの家だよ。」


訳が分からない。
何でわたしが由紀に誘われて・・・青葉くんの家にいるの?


「ふふ、変な実弥ちゃん。
 誰か誘ってって言われたから実弥ちゃんにしたんだよ。
 マユちゃんでも良かったけど、思い立ったのが実弥ちゃんだったの。」


そんなこと聞いてないよ。
わたしが知りたいのは・・・何で、一人で行きたい青葉くんの家に誘うの、って事。


「・・・実弥ちゃん、どうしたの?
 何だか気分が優れなさそうだけど・・・無理してない?」


でも、言えない。由紀にそんな事。
わたしは嫌われたくないだけなの、由紀と一緒にいたいの!
・・・・・・だから、由紀と青葉くんの仲の良いことも見過ごしてきたよ。
だって・・・悔しいくらい、お似合いだもん。


「あ、ごめんね!わたし大丈夫だから安心して!」


良かったぁ、って由紀が微笑む。
やっぱり可愛いよ。女のわたしから見ても可愛い。綺麗。
これなら青葉くんと付き合っても釣り合うよね。うん。
あ、由紀がチャイム鳴らしたんだ・・・


「・・・はぁい、どちら様でしょう?」


んっと・・・青葉くんのお母さん、かな。
何か綺麗な人だなぁ・・・上品だし、知的だよ。
わたしも大人になるんならあんな人に・・・って何言ってるのさ!


「あの、四条と申します。
 青葉くんのクラスメイトなんですが、彼はご在宅でしょうか?」

「まぁ・・・喨のクラスメイトさん?
 それはそれは。息子がいつもお世話になっています。
 さ、上がって。今呼んできますから少しお待ちになってね。」


青葉くんのお母さんに勧められて玄関に入った。
・・・すごい、人形がいっぱい有る!
木彫りの人形とか紙で作った人形、こっちは蝋人形かな?


「綺麗だね。」


急に横に来ていた由紀に驚いた。
もう・・・気配消さないでよ、怖いんだから!


「そう言えば青葉くんが言ってたなぁ。
 青葉家は人形師の家系なんだってさ。ずぅっと。」


ふーん・・・って生返事を返しながら、わたしは人形に見入った。
何だろう、引きずり込まれて行くみたいなこの感じ・・・。
でもそれは一瞬だけで、直ぐに私は元の世界に戻った。


「お待たせしちゃってごめんなさいね。喨の部屋、二階よ。」


二階って・・・随分とアバウトな説明だなぁ。
なんて事を考えながら二階に上がる。・・・分かったよ、“二階”って説明の意味が。


「いらっしゃい、四条。・・・・・・・・・ん、麻垣ね。」


青葉くんに誘われるがまま、階段を上る。
階段その物は広くて上りやすいんだけど・・・うん。


「その辺の人形とか倒さないでよね。あ、足下に紙人形あるから気をつけて。」


階段の半分が人形で埋め尽くされてる気がするよ・・・
青葉くんは慣れた様子で上っていくけどそんなの無理!
見れば、由紀も悪戦苦闘してるみたいだし・・・。


「突き当たりが私室。入ってて良いから。」


って言われたけど入りにくいよね・・・
でも、由紀を見たらニッコリ笑ったから入るべきなのかな。

よし、こうなったら入ってやる!
 












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