Mirage of Fantasy

ぼんやり頑張る高校生のブログ

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【桜が散っても、愛は散らないと思うの。】


『ローズクォーツの叫び』

卒業式前日に書かれた私の日記。
今までで最も短く、最も深く書かれた言葉だった。

私には好きな人が居た。

そんなに人気のあるわけでもない彼。
だから私は近づけず、ずっと一定の距離を保っていた。
所謂、“ただの級友”ポジション。
彼から私に話しかけることも逆も、ほんの僅か。
希に「消しゴム落とした」とか言い合う程度。

彼はそんなにモテる方ではない。
私も普通。

凡人同士、ただのクラスメートとして過ごしていた。

そして、明日はその生活に終止符を打ってやる。
告白して・・・付き合って貰うんだ。
学校は違えど、愛は伝わるって信じないと。

私はその日、そう思って眠りについた。
思い描くのは笑顔の私と彼。

卒業式当日。
私は最後になる制服に身を包み、学校に行った。
洗顔等に時間をかけ、お気に入りのヘアゴムで。
初めて「オシャレ」に目覚めた瞬間だった。

しかし、彼が学校に来ることは、なかった。

私はとうとう彼に伝えることが出来なかった。
たったの2文字。でも、最も深い2文字。
それを伝えるチャンスを永遠に逃してしまったのだ。


「好き」って、言えなかった。

どうして?
ドウシテ?
どうして?

私、言いたかっただけなのに。
何で神様は私の願いを聞き届けてくれないの。


私は公園に行った。
そして桜を枝ごと、もぎ取った。
ビニール袋に入れてガムテープを貼って押し入れに入れる。


( これで 桜は 散らないわ )



永遠ニ閉ジ込メテ差シ上ゲマショウ
私カラ逃ゲナイヨウニ

叫ンデモ 叫ンデモ 誰モ迎エニ来ヤシナイ......
 












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